このページの本文へ移動

日本電気株式会社

自治体、企業、教育機関、NPOや社会起業家と連携しながら、社内や地域社会における「心のバリアフリー」の実現に取り組んでいます。

取組の概要

(1)研修やサークル活動を通じた社員の意識の改革

全社員対象のE-ラーニングの研修に、障害者やLGBTへの理解や障害者差別解消法の概要を盛り込んでいます。また、障害者スポーツに関するセミナーやユニバーサルデザインに関する講座の受講、ボッチャや手話のサークル活動も行っています。

(2)自治体や企業との連携による地域社会向けのイベントの開催

東京都障害者福祉会館と共催で難病・重度障害者コミュニケーション支援講座を、東京都及び首都大学東京と協働でTOKYOみみカレッジを継続開催しています。また、オリンピック・パラリンピック等経済協議会の障害者スポーツに関する支援活動を合同幹事として牽引しています。

(3)NPOや社会起業家の支援を通じて社会課題の解決へ貢献

2002年から毎年開催している「NEC社会起業塾」は、「心のバリアフリー」の推進にも事業を通じて取り組む起業家を輩出しています。卒塾生の立ち上げたNPOと連携し、多様性に対する理解推進や子育て中の女性の社会復帰支援などの活動も展開しています。

アピールポイント

地域社会に広く影響をもたらす活動を多様なパートナーと共に実施しており、障害者、LGBT、外国人、子育て中の女性等、様々な人を対象とした「心のバリアフリー」を進める工夫がなされています。国内外の地域拠点・グループ会社毎に社会貢献活動の推進役として任命された社員が地域に合った企画を推進していることも特徴です。

(1)社会のバリアに気づく

社内でのヘルプマークの普及促進や研修を通じて社員の気づきを促しているほか、基礎的な介助技術習得のため、講座受講を推進しています。また、公益財団法人日本盲導犬協会と連携し、全国の小中学校で出張授業を2006年より開催し、子供たちへも働きかけています。

(2)コミュニケーションをとる

ICTを活用した難病・重度障害者とのコミュニケーションや手話など、コミュニケーションの向上につながる活動を継続的に実施しています。また、障害者スポーツの大会へ社員が参加し、障害者との接点を持つ機会を創出しています。

(3)適切な配慮を行う

障害者スポーツ大会では、観戦する障害者をサポートし、それぞれの方に合った適切な配慮を行っています。また、社員からの提案で、ICTを活用したサービス・ソリューションの実証実験に障害者が参加する、あるいはバリアフリーの観点で施設を改善するなどの取組も進んでいます。

社内イベントで車いすを押している場面の写真 社内イベント「やってみたい!
ボランティアチャレンジ2020」の様子
ボッチャのイベントの写真 東京都と連携したボッチャの体験イベントの様子

社員の声

社内でのヘルプマークの普及啓発がきっかけとなり、社員のサークルやボランティア活動、様々なパートナーと協力した幅広い活動が進んでいます。国内外の約800名の社会貢献活動の推進者の意識も高まり、それぞれの地域で「心のバリアフリー」に資する取組を実践しています。

福祉のまちづくり推進協議会委員の講評

ICT技術を活用し、自治体や大学等と連携した地域社会における持続的な取組を展開しています。今後は、「心のバリアフリー」の取組が事業にどのような変化をもたらしているかレビューしていくことを期待しています。

日本電気株式会社

所在地:東京都港区芝五丁目7番1号

WEB:https://jpn.nec.com/(外部サイト)