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株式会社丹青社

多様性に関する研修を通じた社内の理解促進に加え、他組織と連携した幅広い活動を当事者が参画して企画・実施しています。

取組の概要

(1)全役職員や従業員を対象とした「ダイバーシティ研修」の実施

全役員・従業員を対象に多様性への理解を深める研修を実施しています。視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、LGBT、外国人など多様な特性のある当事者との対話をメインとし、気づきや意識啓発を促す構成としており、障害のある従業員も参画しています。また、役員の直轄プロジェクトとして部門横断で「ユニバーサルキャンプin八丈島」を開催し、全社的な人材育成をしています。

(2)企業、団体、自治体と連携したイベントを通じた多様性理解の促進

「ユニバーサルキャンプin八丈島」、「ユニバーサルキャンプTOKYO」、「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」を企業、団体、自治体と連携して開催し、心のバリアを取り除き、多様性を受け入れ、活かすことを推進しています。

(3)活動の企画・実施に当事者が参加するインクルーシブなプロセスを重視

これらの研修やイベントの企画や運営側に障害者を含む多様な当事者が関わっています。活動の内容に加え、実施プロセスそのものもインクルーシブであることにポイントを置いています。

アピールポイント

2005年から毎年開催している「ユニバーサルキャンプin八丈島」に延べ2,000名以上が参加するなど、多くの方に「心のバリアフリー」について考える機会を提供しています。ダイバーシティや「心のバリアフリー」に関する意識が社内に浸透し、聴覚障害者に配慮した職場での情報保障や、施設等の企画・設計・施工業務におけるユニバーサルデザインの実践も進んでいます。

(1)社会のバリアに気づく

社内向けの研修に加え、小学生向けの「点字教室」や「パラスポーツ体験」、広く一般市民を対象としたイベント開催などを通じて、社会のバリアに気づく機会を数多く提供しています。そのプロセスに当事者が参画して経験を共有し、気づきを促しています。

(2)コミュニケーションをとる

研修やイベントにおいて障害者を含む多様な当事者との対話や交流に重きを置き、コミュニケーションを通じたダイバーシティの理解を推進しています。社内ではUDトークや手話通訳者派遣を活用し、聴覚障害者の情報保障を行っています。

(3)適切な配慮を行う

「ユニバーサルキャンプin八丈島」を通して、多様な参加者が共に3日間を過ごすことで、それぞれの人に適した配慮を習得し、実践しています。「手話をもっと学んでみたい」など参加者の意欲の向上も確認されています。

ダイバーシティ研修の写真 ダイバーシティ研修で障害のある当事者と対話
山を背景にしたユニバーサルキャンプ参加者の集合写真 100名を超える多様な参加者が集まった
ユニバーサルキャンプin八丈島

社員の声

空間をデザインする際、利用者の視点を理解することを大切にしています。ユニバーサルキャンプやダイバーシティ研修を通して得た気づきが、デザインに活かされています。障害者も含め、多様な利用者に配慮したデザインを実践していくために、知識を深めるだけでなく、多様な当事者との対話を通して学ぶことをこれからも継続していきます。

福祉のまちづくり推進協議会委員の講評

地域の自治体をはじめとする多様な主体を巻き込み、イベントを通じて当事者参加による継続的かつ多面的な展開をしています。今後も横断的な取組を継続し、更なる多様性理解の促進に繋がることを期待します。

株式会社丹青社

所在地:東京都港区港南一丁目2番70号

WEB:https://www.tanseisha.co.jp/(外部サイト)