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株式会社アイエスゲート

「誰もが健康で暮らせる未来のために」「がん検診の言葉の壁をITで打破!」医療における聴覚障害者や外国人の意思疎通支援システムの研究開発など、ソフトウエアの開発を通して社会に貢献しています。

アピールポイント

がん検診で行われるX線検査は、音声の指示が聞こえない聴覚障害者にとって受診が困難です。そこで、X線検査の指示内容を絵と文字等で表示する支援システムを製品化しました。また、聴覚障害者の「がん教育」や「がん検診の受診機会創出」等に係る社会貢献活動も行っています。

取組の概要

(1)音声だけじゃない!指示内容を絵と文字等で表示する支援システム

 がん検診で行われるX線検査の指示は、音声のみで行われています。そこで、「指示内容が見える」ようにX線検査支援システム『e-検査ナビシリーズ』(胃部X線検査、胸部X線検査・胸部CT検査、乳房X線検査)を製品化しました。多言語に対応しており、「見える指示」により聴覚障害者や日本語がわからない外国人だけでなく、健聴の被検者も安心してがん検診を受診できるようになります。

(2)「がん教育」や「がん検診の受診機会創出」等に係る社会貢献活動

聴覚障害の有無にかかわらず、正しいがんの知識を広げるためにがん教育の一環として、(公財)日本対がん協会と(福)聴力障害者情報文化センターと連携し字幕と手話付きの動画教材を制作、DVD化し、全国のろう学校や聴覚障害者情報提供施設等に寄贈しました。また、墨田区保健計画課・障害者福祉課、東京都予防医学協会と連携し、聴覚障害者のがん検診の受診機会創出にも尽力しています。

(3)情報保障等について、がん検診を行う医療従事者側への啓発活動

 聴覚障害の有無にかかわらず安心してがん検診を受診するには、検査を行う医療従事者側の理解が重要です。そこで、X線検査に従事する診療放射線技師へ情報保障等に関する講演などを実施しています。「どうして音声だけではダメなのか?」「聞こえない、聞こえづらい方々はどれだけいるのか?」「障害者差別解消法を知らないとどうなるのか?」などの周知及び啓発活動を行っています。

「心のバリアフリー」実践のための3ステップ

(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する

聴覚障害がある方々にとってX線検査の受診は最も困難といわれています。「息を吸って」などの指示が音声のみだからです。日本の死亡原因1位は「がん」です。「がん検診」においてX線検査の役割は重要ですから聴覚障害の有無にかかわらずX線検査を受診できる仕組みが必要です。

(2)コミュニケーションをとる

X線検査の指示を聴覚障害の有無にかかわらず伝える方法について取り組んでいます。そのため、聴覚障害がある方々や検査を行う側の診療放射線技師等と意見交換をして、更に福祉工学の観点も加えて「指示がわかりやすい。システムを使いやすい」ように研究開発して実用化しました。

(3)適切な配慮を行う

 がん検診におけるX線検査の指示が音声だけではなく、絵や文字、手話でも簡便に表示されるシステムがあることで、聴覚障害の有無にかかわらず安心して質の高いがん検診を受診できることにつながります。そして、システムの普及とともに情報保障という適切な配慮の啓発も行っています。

画像 X線検査支援システム『e-検査ナビシリーズ』 X線検査支援システム『e-検査ナビシリーズ』
画像 字幕・手話付きがん教育動画DVDを制作 字幕・手話付きがん教育動画DVDを制作

福祉のまちづくり推進協議会委員の講評

聴覚障害者のがん検診受診におけるバリアに着目し、それを除去するための取組を行っています。多様な広報活動を通じて、医療従事者や自治体等への心のバリアフリーの普及啓発を一層進めていくことを期待します。

株式会社アイエスゲート

所在地:東京都墨田区押上二丁目20番2号

WEB:https://www.isgate.co.jp