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株式会社ローソン

アピールポイント

ローソンのグループ理念は、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」です。これは、社会に存在している多様性を認め合い、環境の変化に対応した新しいモノやサービスを生み出すことで、マチに貢献し、マチと一緒に幸せになることを意味しています。

取組の概要

(1)多言語業務マニュアル&lawsonaryの作成

 2018年7月よりレジカウンター内や店内厨房の衛生部分に関するマニュアルを4か国語対応とし、2022年9月に「緊急時対応マニュアルのやさしい日本語版」を店舗へ配信。外国籍従業員用ポケット冊子や「Lawson Channel(ろーちゃん)」にlawsonary(ローソン用語辞書)を用意し、9か国語でコンビニ特有の用語への解説を行い、外国籍従業員も働きやすい店舗に取り組んでいます。

(2) 「耳マーク」を表示した資材の展開

2022年8月30日より、聴覚障がいのある方も楽しく買い物ができるよう「耳マーク」を表示した資材を全国の店舗で展開しています。レジ横に「レジ袋の要・不要」・「温めてください」などを指さしで意思表示できるようイラスト入りのシートを貼りました。ご要望を受けてデータを一般公開しており、聴覚障がいのある方のみならず外国人のお客様にも好評です。

(3)福祉施設「PICFA」の障がいのあるアーティストとのコラボ

 20名の障がいのあるアーティストが描いたデザインのMACHI caféカップを2022年2月より全国の店舗に展開、社内向けのSDGsハンドブック(表紙)にも採用されました。さらに、東京と神奈川の3店舗でトイレ全面をアートシールでデコレーションした「アートトイレ」、ポストカード、シール、店内マルチコピー機、ボックスティッシュのデザインとしても展開しています。

「心のバリアフリー」実践のための3ステップ

(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する

働く意思と能力を有する障がい者に対して、生きがい・働きがいのある職業生活の場を提供することは社会的使命と考え、多様性のある組織づくりを推進。全社員必須のe-learning研修や希望者向けの車いすバスケ体験イベントなどの参加により、理解を深められる環境づくりに努めています。

(2)コミュニケーションをとる

高齢者・障がい者・子育て世代・外国人など様々な方への接し方についてe-learning研修を行うほか、耳マーク資材など、お客様とのコミュニケーションをさらに円滑にする工夫も実施。また、店員向けアプリで、他店舗ともチャットや事例共有できるようになっています。

(3)適切な配慮を行う

 売場では自動ドアへの改装など、様々なお客様の利用に配慮したお店づくりを心掛けています。また、障がい者雇用の社員は働く日数や時間が選択でき、正社員登用の仕組みもあります。接客が苦手な障がいのある店員への配慮として、通常のユニフォームではなく、担当業務を記載したビブスを着用する実験も行っています。

画像 障がいのあるアーティストが描いたデザインの MACHI caféカップ 障がいのあるアーティストが描いたデザインの
MACHI caféカップ
画像 担当業務を記載したビブス着用の実験
担当業務を記載したビブス着用の実験

福祉のまちづくり推進協議会委員の講評

従業員もお客様も多様な背景を持つことを意識した取組が充実し、耳マーク資材の導入と一般公開など先進的な取組も実施しています。障害のあるアーティストのデザイン活用をはじめ、今後も様々な機関と連携した多方面での取組を期待します。

株式会社ローソン

所在地:東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー 7F

WEB:https://www.lawson.co.jp