株式会社エスプール

当社グループは、「アウトソーシングの力で企業変革を支援し、社会課題を解決する」を企業理念に掲げており事業活動を通じて社会課題を解決するソーシャルビジネスを推進しています。2021年12月に人事部内にD＆I推進グループ※を設立し、D＆I及び障がい者雇用の社内推進に力を入れています。
※ D&I：ダイバーシティ＆インクルージョン＝多様性、包括性

（1）D&I推進グループと現場との連携による雇用支援

　既存の部署から障がい者雇用を創出し、採用と定着の支援をしています。採用前の実習から入社時の現場理解研修、入社後の定期面談まで現場従業員と連携をとりながら実施。月1回有給の通院休暇を取得できる制度も導入し、パフォーマンスが発揮できる職場環境づくりに注力しています。また、D＆I及び障がい者雇用に関する声に答える専用相談窓口を設置しています。

（2）あらゆる従業員に向けた多様な社内コンテンツの発信

障がい者雇用の理解促進と適切な配慮のため、『合理的配慮ガイドブック』を作成しました。また、D＆Iについて理解を深めるため『D＆I便り』を毎月配信。全従業員を対象としたe-ラーニングを年に1回開催しています。他にも障がいのある従業員を受け入れる管理者に向けた研修動画や、障がいがある従業員に向けた社内及び福祉制度の案内動画などの多様なコンテンツも導入しています。

（3）障がいのあるアーティストへ創作活動に専念できる働き方を提供

　エスプールプラスに所属するパラアーティストグループCOLORSでは、障がいのあるアーティストが個性・キャリアを生かし芸術活動を行っています。アーティストが創作活動に専念できるよう、福祉の有資格者をサポートにつけ、障がい特性を鑑みたハイブリットワークを導入しています。また、キャリアアップも目指し、東京藝術大学の教授を講師に迎え、1対1で指導を受ける場を提供しています。

（1）障害の社会モデルの視点でバリアを理解する

D＆Iの向上を目的としたe-ラーニングを全従業員を対象に実施し、必要な配慮についてより知ってもらえるよう『合理的配慮ガイドブック』を作成しました。障がいがある従業員の配属部署には研修を行い、一人ひとりが「知らない・分からない」とせず理解できる社内風土を目指しています。

（2）コミュニケーションをとる

社内SNSアプリを導入し、障がい者アーティストやパラアスリートの活動報告などを発信しています。また、「わーくはぴねす農園」で働く従業員から届く野菜を通じてメッセージなどのやり取りを交わすことで、全社的なノーマライゼーション、ダイバーシティ意識向上に繋がっています。

（3）適切な配慮を行う

　定期面談や定点アンケートを実施し、障がいがある従業員の状況を確認しながら、就業調整や課題解決に向けた連携をとっています。現場でフォローする側の声も聞き、双方にとってより良い環境となるよう努めています。また社内の動画コンテンツは、情報保障のため字幕を入れて配信しています。